ＦＩＶとは猫免疫不全症候群。
俗にいう 猫エイズ のことです。
「エイズ」と聞くと、単に言葉の響きから空恐ろしいものと思っている方が多いですが、
何も恐れる必要はありません。
人にも犬にもうさぎにも鳥にもうつりません。
猫同士でのみ感染するのですが、感染するルートは、繁殖行為（交尾）と大けがを負うほどの咬傷です。
同じごはんを食べたり、水を飲む位ではうつりません。
つまり、避妊去勢することで、繁殖行為（交尾）はしないし
性格も穏やかになるため他の猫と大けがを負うほどのケンカをする可能性はほぼなくなります。
ストレスなく、健康な食餌で、平安に過ごしていれば、発症せずに寿命を迎えることができます。
発症症状自体も、不明確です。
というのは、例えば、狂犬病のような狂躁状態になるわけではなく、
免疫力が低下し、風邪が治りにくいね、歯肉炎が治りにくいね、
真菌が治りにくいねという、
どの子にも起こりうる症状しか呈さないからです。
我が家にもＦＩＶキャリアの子は今までもいましたし、今現在もいます。
亡くなった子は、多頭飼育崩壊現場から引き取ってきた子たちでした。
近親交配によるＦＩＶ感染、そして脳障害もありました。
人間が原因で、猫たちはＦＩＶに感染し、障害を持つことになったと言えます。
でも、ＦＩＶが発症して亡くなった子はいません。
今現在いる子たちは、キャリアもノンキャリアと一緒に過ごしています。
元々同じお家から引き取った子たちですし、
一緒に過ごしても感染しないからです。
もちろん、隔離などしていません。
寿命が長いか短いかはＦＩＶだから、ＦＩＶじゃないからではなく、
その子がこの世に降りて来る時に神様から受け取ってきた長さです。
情報を知らずにただ恐れないでください。
不安なことは何でも聞いてください。
私ではなく獣医さんに聞くのもいいかと思います。
ＦＩＶキャリアの猫さんたちも、新しいお家で幸せになれます。
あなたが愛情を持って接すればそれだけでその子は幸せになれるからです。
小樽 飼い主探しサポート運営管理
SachiNeko -Yu-
