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犬を飼う・共に暮らす準備とマナー

犬の提供者と情報交換

元の飼い主さん宅での生活の様子を聞いておきましょう。例えば、子犬なら離乳は完了しているのか、どんなものを食べていたのか、排泄は自力でできるのか、トイレトレーニングは済んでいるのか、成犬ならしつけはどの程度済んでいるのか、どんな性格や特徴があるのかなど。提供者とお名前や電話番号などを交換し、近況報告などすると喜ばれるかもしれません。 

犬を初めてお家に連れてくる日

新しいお家では犬はとても緊張し不安に感じているかもしれません。環境に慣れるまで、しばらくかかる場合もあります。その間、優しくそっと見守りましょう。かまいすぎるとストレスになるので、特に小さなお子様のいるご家庭では注意が必要です。はじめは、犬専用の居場所(サークル等)で安心させてあげます。トイレと寝場所が近すぎるのは犬は好みませんが、夜中でもひとりで排泄できる場所にトイレを設置します。

 先住犬がいる場合

新しい犬を迎え入れることは、先に住んでいる犬には多かれ少なかれストレスになります。飼い主さんとの信頼関係がきちんとできていれば、新入り犬ともうまくいく場合が多いです。なぜなら、信頼している大事な家族である飼い主さんが大事なものは、自分が守るべき対象と犬は見なすからです。新入りの子にばかりかまって、先住の子が阻害されたように感じてしまわないようにしてあげることが必要です。

しつけ=マナー

しつけは、犬と人が共に気持ちよく生きていくためのマナーです。家庭内でのマナーもあれば、社会の一員としてのマナーもあります。つまり、しつけは服従させるためのものではありません。ですから、怒ったり怒鳴ったり叩いたりして教えるものではありません。あなたの手が恐怖の対象ではなく、おいしいごはんをくれる、やさしくなでてくれる、幸せの対象となるように接しましょう。

また、しつけをするにあたって、飼い主さんはその犬の習性や特徴、その子特有の性格も把握する必要があります。それらをよく理解したうえで、事前学習をし、その子に合ったしつけ方をします。

しつけは集中して、しっかりとした気持ちをこめて行わなければ、犬は遊んでくれているだけと勘違いしてしまいます。 

飼い主としてのマナーの重要性

犬の飼い主として、社会に対してのマナーを良く理解する必要があります。例えば、排泄物やブラッシングした毛を屋外に放置しない。糞尿はお散歩の前にお家で済ます、万が一外でする場合でもペットシーツの上でさせたり、尿はペットボトルの水で流し消臭剤をかけたり、糞は必ず持ち帰るのは最低限のマナーです。

 

安全で快適な環境

骨格形成が完成する生後6ヶ月くらいまではあまり激しい運動は禁物ですが、それでも元気な子は活発に運動します。倒れるもの、落ちてくるもの、家具の角などぶつかって危険なものはありませんか?観葉植物など草花には犬にとって毒になるものもあります。人間の食べ物にも犬には毒になるものもあるので、生ごみ等の取り扱いにも注意が必要です。殺虫剤や薬品、たばこも毒になるので、犬が開けられない場所にしまいましょう。

コンセントに抜け毛が入ったりおしっこかけなどにより漏電し火災になる恐れがあるので、予防策をとります。電気コードをかじられないようにします。浴槽に落下しないようにします。

脱走することの無いように万全の対策をとりましょう。

屋外飼養の場合、リード(周囲に迷惑とならずかつ犬が自由に動きまわれる長さ)が外れたり切れたりしないようしっかりとつないだり、犬の大きさに合わせたスペースを脱走できないようにサークル等で囲い、その中を自由に動けまわれるようにします。その中で直射日光や風雨を避けられる湿気の少ないところに犬舎を設置します。但し、屋外飼養はワクチン接種終了後にします。 

ごはん・水

市販のドッグフードにはドライタイプ、ウェットタイプ、半生タイプなどがあります。栄養学の知識を得れば手作り食という選択肢もあります。いずれにしろ、飼い主さんの責任で、安心安全なごはんを与えてください。
肥満防止のため、その子の年齢(月齢)にあったにあった量を1日数回に分けて与えましょう。
水も1日数回取替えます。容器の衛生にも気をつけます。合成洗剤は解毒器官の負担になる場合があるので注意が必要です。 

トイレ

頻繁に事前に決めたトイレ場所に連れて行き、上手にできたら褒めてあげます。慣れるまでは、ペットシーツ等を広めに敷き、徐々に狭くしていきます。粗相をしてしまっても、怒鳴ったり叩いたりは禁物です。においも取るようにしっかりきれいに処理します。食事や睡眠、散歩の前後に排泄させるように慣らしていくと良いでしょう。

散歩

散歩はトイレのための時間ではありません。社会性・協調性を学び、運動不足・ストレス解消のための時間です。飼い主さんの横に並んで散歩すると安全安心だということを犬に理解してもらう時間でもあります。その子の習性・年齢に合わせた適切な散歩をします。
子犬の場合は、散歩開始はワクチン接種の時期と関係するので獣医さんと相談しましょう。 

コミュニケーションでストレス軽減

声をかけ、表情を確認しながら、体の各所を触られることに恐怖を抱かないよう、スキンシップをしてコミュニケーションをとります。ブラッシング、シャンプー、耳掃除、爪切り、歯磨きなど楽しくコミュニケーションをとりながら慣れさせていくと、獣医さんにかかったりトリミングに行く時、ストレスがかかりにくくなります。無理をせずに徐々に行ってください。
生後1ヵ月から6ヶ月の時期に、他の犬や猫・人間ともたくさん触れ合っておくと、社交的な子になる可能性が大きくなります。 

健康管理

犬の状態をよく見て、嗅いで、聞いて、触って、コミュニケーションをとりながら、異常が無いかチェックしましょう。何か不安に思ったりわからないことがあれば、獣医さんや詳しい人に聞いたり、本やインターネット等で調べましょう。

人間の食事は犬の体には負担になるものが多いものです。欲しがるだけ何でも与えると、病気にかかりやすくなったり、肥満となる恐れがあります。 

・避妊・去勢手術

不妊手術は発情期のストレスからの解放されたり生殖器系の病気の予防になります。オスの場合、攻撃性が弱くなる可能性もあります。手術の時期は、獣医さんとよく相談して決めます。

 飼い犬登録と狂犬病予防接種

狂犬病予防法により、飼い主は飼い犬の登録と狂犬病予防接種が義務付けられています。

飼い犬の登録は、子犬であれば生後90日を経過してから30日以内に、成犬であれば飼い始めた日から30日以内に行います。登録を行わなかった場合は20万円以下の罰金に処せられます。

登録の際に交付される鑑札は犬に装着しなければなりません。装着しておくことで、迷子になった時、鑑札によってあなたの犬であることがわかるので安心です。 

狂犬病の予防接種は、子犬の場合は生後91日を経過してから、成犬では飼い始めてから30日以内に最初の予防接種を受け、それ以降は1年に1度受けなければなりません。違反すると、20万円以下の罰金に処せられます。老犬などで体に負担がかかると思われる時は、免除の申請をします。注射の際に交付される注射済票は犬に装着しなければなりません。

 

 

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