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猫を飼う・共に暮らす準備とマナー

迎え入れるのは子猫?成猫?老猫?

子猫(生後9ヶ月以下とします)の場合・・・
デメリット:ミルクやごはんを3時間おきなど(月齢等による)複数回小分けに与える必要があり、時間的・精神的・体力的に大変。生後1ヶ月までは排泄も人の手が必要。トイレのしつけをする必要がある。いたずら等による危険があるため目が離せない。
メリット:自分が育てたと思える時間が愛情に比例する。とろけるほどかわいい。

成猫(生後10ヶ月~11歳とします)の場合・・・
デメリット:新しい環境・人に慣れるまでに時間がかかる子も。
メリット:トイレのしつけが出来ている。性格や好みなどが定まっている。

老猫(12歳~とします)の場合・・・
デメリット:腎臓など老化している器官があると思われる場合には食事のケアなどをする必要がある。介護が必要な場合もある。一緒に過ごせる時間が少ないかもしれない。
メリット:飼い主としてのお世話をする期間があまり長くない方が良い方には最適。活動量が少なくなってくる時期で落ち着いているので、飼い主さんも一緒に穏やかに生活ができる。
 

1頭だけ迎えますか?複数頭で迎えますか?

現在先住猫がいない場合、兄弟姉妹の猫を2・3頭で迎え入れるという選択肢があります。兄弟姉妹であればけんかはしても憎みあうことは少ないうえ、共に不安を乗り越え、共に遊ぶのでストレスが少なく、ストレス性の病気を発症したり問題行動が起きる可能性が低くなります。しかし、経済的負担は大きくなるのは確かです。また、兄弟姉妹でも繁殖行動はするので、不妊手術は不可欠です。 

猫さんの提供者と情報交換

迎える子の提供者さん宅での生活の様子を聞いておきましょう。例えば、離乳は完了しているのか、どんなものを食べていたのか、排泄は自力でできるのか、トイレトレーニングは済んでいるのかなど。提供者とお名前や電話番号などを交換し、猫さんの近況報告などすると喜ばれるかもしれません。 

猫さんを初めてお家に連れてくる日

猫は慣れない場所や人にはとても警戒します。初日は特に暖かく静かで安全なお部屋で、注意しつつもそっと見守ってあげましょう。
特に幼児から小学生位までのお子様がいるお家では、猫にストレスがかからならないよう気をつけます。トイレや飲み水も近くに置いてあげます。押入れやダンボールなどで隠れられるスペースを作ってあげると良いでしょう。 

先住猫がいる場合

新しい猫を迎え入れることは、先住猫には多かれ少なかれストレスになります。神経質な子であれば、新入り猫を連れてきた飼い主さんを敵とみなすこともあります。それを避けるために、可能であれば、ご家族様以外の方に新入り猫を連れて入ってきてもらうと良いでしょう。そして、すぐに一緒にせず、少なくとも感染症ウイルスや耳ダニ等の検査が終了するまでは別々の部屋で様子を見て、少しずつ面会させ匂いを覚えさせて慣れさせていきます。また、新入り猫が子猫の場合は特に、新入りの子にばかり構うと先住猫が阻害されたように感じてしまうかもしれません。先住猫への十分な配慮が不可欠です。

安全な環境

ジャンプした先に落ちて割れるようなもの、倒れて危険なものは置かないようにします。


観葉植物など草花には猫にとって毒になるものもあります。
人間の食べ物にも猫には毒になるものもあるので、生ごみ等の取り扱いにも注意が必要です。殺虫剤や薬品も毒になることもあるので、猫が開けられない場所にしまいましょう。タバコの取り扱いにも気をつけてください。

エッセンシャルオイルをはじめとする芳香剤や合成洗剤は肝臓の負担になる場合があるので注意が必要です。 

コンセントに抜け毛が入ったりマーキングなどにより漏電し火災になる恐れがあるので、防止策をとります。


窓やドアから脱走したり、2階の網戸に飛びついて網戸ごと転落したりすることの無いように万全の対策をとりましょう。特に、高層マンションなどの場合、ベランダに出さない、万が一出てしまっても安全なように防護網等をつける、隣の家のベランダに行けないようにすることが必要です。

屋外に放すと、近所のお庭で排泄する等のご迷惑になり、それによって猫嫌いな人を増やしたり、虐待につながる恐れがあります。また、交通事故や感染症の危険も伴います。猫は屋内飼養しましょう。

ごはん・水

市販のキャットフードにはドライタイプ、ウェットタイプがあります。ウェットタイプには総合栄養食と副食とがあります。

ドライタイプはその名の通り水分がほとんど無いのでたくさんの水分補給が必要です。しかし、猫はあまり水を飲まないので、そのため尿結石(または砂)が出る可能性があるので、注意が必要です。ウェットタイプは水分は摂れますが、顎の力が鍛えられない、歯石がつきやすいという面もあります。栄養学の知識を得れば手作り食という選択肢もあります。いずれにしろ、飼い主さんの責任で、安心安全なごはんを与えてください。

肥満防止のため、その子の年齢(月齢)にあった量を1日数回に分けて与えましょう。

水も毎日取替えます。容器の衛生にも気をつけます。

トイレ

生後2ヶ月位までなら百円ショップ等にある背の低いプラスチック容器の方が入りやすいでしょう。行動範囲が広がりトイレの場所まできちんと辿り着けるようになるまでは、複数個所にトイレを設置し、猫の好きな場所のトイレを残しましょう。

子猫が、寝起き時や食前、食後に床に顔をつけるような行動や砂を掻くような行動をしたり、うろうろしだしたら、トイレに入れてあげます。

猫はきれい好きなので、こまめに掃除し、定期的に砂の全量を入れ替えします。

また、トイレ本体も洗浄し、それでも匂いがついてしまったら、買い換えましょう。

 遊び

素手・足にじゃれつかせて遊び道具にさせるのはやめましょう。特にお子様のいるお家では思いがけない怪我をしたり、人獣共通感染症の危険があります。

おもちゃは誤飲するような小さなものや噛み砕けるものは避けます。他にも誤飲・誤食の可能性のあるものは一緒に遊び終わったら必ず片付けます。棒状のものも、くわえてジャンプすると刺さる可能性があるので注意が必要です。

猫は1匹でまたは同居猫と走り回ったりジャンプしたりして運動します。市販のキャットタワーや今ある家具の置き方を工夫して、上下運動ができるようにしましょう。 

爪とぎ

爪とぎは猫の習性でやめさせることはできません。

猫が好んで爪とぎする場所に市販の爪とぎを置いてあげます。どうしても傷つけられたくない場所は防御シートを張ると良いかもしれません。 

コミュニケーションでストレス軽減

キャリーに入ることや爪切り、ブラッシング、シャンプー、歯磨きなどは子猫の時から始めると慣れ、お互いのストレスを軽減します。

他の犬や猫、人間ともその時期にたくさん触れ合っておくと社交的な子になる可能性が大きいです。

また、嫌がらない程度にたくさんスキンシップしてコミュニケーションをとるようにしましょう。 

健康管理

猫の語源が「寝る子」とも言われるように、猫は24時間中16時間睡眠が一般的です。安心してゆっくり眠れる環境を作ってあげましょう。

人間の食事は猫の体には負担になるものが多いものです。欲しがるからといって何でも与えるのは病気にしてしまう恐れがあります。質の良い食事を与え、肥満しないように食事管理しましょう。

猫の状態をよく見て、嗅いで、聞いて、触って、コミュニケーションをとりながら、異常が無いかチェックしましょう。何か不安に思ったり分からないことがあれば、獣医さんや詳しい人に聞いたり、本やインターネット等で調べましょう。 

・避妊・去勢手術

猫に不妊手術を施すことは、人間のためだけではなく、発情期のストレスからの解放、生殖器系の病気の予防など猫のためでもあることを理解してください。オスの場合は、去勢手術をしないと、尿マーキング、夜鳴き、同居猫とのけんか、脱走、しまいには身寄りのない子猫を増やすなど、猫にも人間にも多大なストレスがかかります。手術時期は獣医さんと相談して決めます。

 

                                   

 

 

 

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